こんにちは、ざびえるです。
日本百名山にも選ばれている雌阿寒岳。
もっとも登りやすいコースと言われている雌阿寒温泉コースからは早い人で片道2時間ほどで登ることができます。
そんな雌阿寒岳に登ってきましたので、記事にまとめたいと思います。
雌阿寒岳はこんな山
雌阿寒岳はまりもで有名な阿寒湖の南西に位置する阿寒山群の主峰でり、現在も活発な火山活動を続けています。
山麗部はアカエゾマツやトドマツを中心とした森林地帯、標高1000m付近からはハイマツ帯
1100mを過ぎるとガレ場や岩場地帯と、景色の変化を楽しみながら登ることができます。
また、私が登山を始めてから登った山で一番初めの日本百名山の1座になります。
そこから登山の楽しさを実感し、夏だけでなく冬もスノーボードを担いで登り、バックカントリーを楽しんだりしています。
アクセス
登山ルートは、
- 雌阿寒温泉コース(距離約3.3km、時間約4時間10分(往復))・・駐車場約40台
- オンネトーコース(距離約4.2km、時間約4時間50分(往復))・・駐車場約20台
- 阿寒温泉コース(距離約6km、時間約6時間(往復))・・駐車場約4台
の3つのコースがあります。
今回は一番距離が短く利用者も多い、雌阿寒温泉コースから登ることにしました。
ちなみに阿寒温泉コースの登山口までは阿寒湖から車で20分ほどで到着します。
登山データ
雌阿寒岳の標高は1,449mで活火山です。そのため現在も火山活動が見られるため、小規模な噴火も観測されています。
最近では2006年に小規模噴火があり、登山の禁止と解除が繰り返されています。
コースはよく整備されているため、トレランのようなTシャツと短パンなどの軽装で登っている人も多いです。
しかし頂上付近の天候には注意が必要で、9合目を過ぎたあたりから風が急になることがあります。
頂上には過去に登山中に落雷で亡くなられた小学生を悼む石碑が建っています。
雌阿寒温泉コース
阿寒湖畔から足寄へ行く途中にオンネトーと書かれた看板があるので左折し道なりに進みます。
15分くらいすると左手に登山口と駐車場が出現します。
駐車場は何か所かあり、近くには野中温泉があります。
駐車場から歩いてすぐに登山口があります。
ちなみにこの日は寝坊をしてしまったこともあり、12:30スタートです。
森林を抜けていきます。倒木に苔がびっしりとついていたり、木の根っこが一面に広がっていたりする光景は、どことなく神秘的な雰囲気を醸しています。
登山道は広く、整備されています。道に迷うこともありませんでした。
12:38 1合目に到着。山頂までは残り2.9kmあります。雌阿寒岳は4合目のハイマツ帯から景色も開けてくるので、
そこまでは林道を抜けていきます。
所々に倒木や段差があるので、気をつけながら登っていきます。登り始めて30分ほど経つと呼吸も慣れてきて心地よくなってきます。
12:56 3合目に到着。樹木もハイマツが多くなってきて、足場は岩がちらほらとでてきました。
足場が悪いので、気をつけながら登っていきます。
野中温泉の方角です。遠くには道路も見えます。視界が一気に開け、ちょっとしたご褒美気分です。
頂上の方角を見ると、岩場が覗いています。頂上までの見通しを持つことができます。遮るものが少ないので、風が出てきています。
13:09 4合目に到着。ここまでで45分ほどかかりました。一回も小休止を挟んでいないので、ゆっくり行くと1時間ほどかと思います。
残りはわりとサクサクと登ることができます。
足場が不安定なので、注意してください。
初めて雌阿寒岳に登った時は、ロッククライミングのような気分になりとてもテンションが上がったのを覚えています。
13:17 4合目との間隔は短く感じます。
13:28 6合目に到着。
13:34 7合目です。山頂まではおよそ1キロほど。4合目からはあっという間に感じます。岩が大きくなるので、登るのは少し苦労します。
8合目までは一度平坦な道になり、その後にガレ場が出現します。
岩に矢印の表示が塗られているので、道を間違えないように気をつけます。間違った道は相場が緩いため、簡単に崩れてしまいます。
13:42 8合目到着。 この先の9合目からは噴火口が見えるのでもうひと頑張りです。
左には大きな岩がそびえたっています。周囲には燕が飛んでいます。
13:54 9合目に到着。 正面には噴火口と赤沼があります。右に進むと頂上に向かうのですが、ここから一気に風が強くなるので、上着はここで羽織ります。
風が強い日は砂や小さな石が飛んでくるので、サングラスがあるといいと思います。
硫黄の臭いと煙が上がっています。
14:03 頂上に到着しました。
この日はほぼ無風で景色も良く、雄阿寒岳と阿寒湖をばっちりと見ることができました。
振り返ると阿寒富士も見えます。時間があれば、ここから阿寒富士へ登り、オンネトーコースから下山することもできます。
さいごに
雌阿寒岳は温泉街で有名な阿寒湖畔から近いのと、日本百名山にの1つということもあっていつ登っても登山者がたくさんいます。
頂上の絶景を見た後は野中温泉や阿寒湖の温泉街へ立ち寄って、体を癒しましょう。
最後に、この記事を読んで頂いた方のお役に立てれば幸いです。
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