雪かきからスノーボードシーンまで。1度着たら病みつきになる、パタゴニアのマイクロパフフーディについて

ギア

こんにちは、ざびえるです。

2022年も始まり、いよいよ本格的にスノーシーズンが来ましたね。

今回はパタゴニアから出ている化繊インサレーションのマイクロパフフーディ―についてのレビューと感想をまとめました。

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マイクロパフフーディ―との出会い

北海道では12月の末から1月にかけて連日の大雪が続き、ゲレンデも盛り上がっていることでしょう。私の住んでいる地域では、「去年も雪が多かったけど、今年はそれよりも多い」と周囲の人が口を漏らしているのをよく聞きます。

そんな期待度の高い今シーズンを控え、「新しいウエアーでも欲しいなー」とパタゴニアのサイトを見ていたある日のことでした。

そこには、アウトレットという表示とともに割引されたマイクロパフフーディーの表示が!

実はスノーボードではいつもインナーの上にはパーカーやフリースを着ていたのですが、厚手な生地の物しかもっていないため、重たくて動きづらいと感じていました。

そんな中、中間着としてのダウンが欲しいと思いつつも、メーカーの物は値段が高いため、今まで躊躇していました。

定価は40700円ですが、パタゴニアの公式サイトでは28490円101510円も安くなっています。(1月16日現在)

しかし、なにぶんケチな性格もあってか、サイトを見てから購入まで3か月も悩みました。

ちなみに他のメーカーとも悩んだ末候補が3つになりました。

  • ノースフェイス ワンダーラストフーディ―
  • パタゴニア マイクロパフフーディ―
  • アークテリクス アトムAR

この3つを実際に試着したうえで、最終的にマイクロパフフーディ―を購入しました。

ワンダーラストフーディ―が一番安くまた、宇宙服の素材としても有名なエアロゲルという素材が使われているそうで、すごく悩みましたが、マイクロパフは264g、ワンダーラストは425gと重かったため、断念しました。

アークテリクスのアトムARはミッドレイヤーとしてだけでなく、単体でも着用できるようで気になっていました。しかし、個人的にはダウンのモコモコ感としての見た目も重視していたため、今回は見送ることにしました。

着用した感想

パタゴニアアウトレット札幌南店で購入しました。ちなみにこのお店では他にもカルサイトジャケットを購入しています。

初めて着用した感想はやっぱり軽い

全く気になりません。そして、着た瞬間から確かに温かみを感じます。

私の身長は165cm、体重が60kgです。パタゴニアのオンラインストアではSサイズが推奨されていました。

Sサイズを着用してみると、確かにジャストフィット。普段筋トレをしているのでわりとがっちり体系なのですが、苦しくもなく、腕を上げても、丈が上がることもありません。

袖も余ることもなく、丁度良いサイズです。割とゆったりしているほうが好みなので、もっとタイトに来たければXSでも良いと思います。

しかし、フロントのファスナーは一番上まで上げるようにはできていないのか、最後まで上げると、めちゃくちゃ首が閉まります。

これはMサイズでもそうでしたので、フードをかぶる時以外はチャックは胸のあたりまで下げて使うようです。(それでも首元から寒くなることはないと思います。)

10デニールのナイロン

使われているナイロンは耐水性と防風性を備えた超軽量なパーテックス・クアンタム・リップストップ・ナイロン1というシェル素材です。肌触りも良く、フードををかぶっていてもあご周りが痛くなりません。

また、特徴的な縫合パターンになっています。理由としては縫い目を減らしているのと、化繊の偏りを防ぐ効果があるそうです。

背中からハの字に分かれていますが、これのおかげで腕を動かしても丈が上がりにくくなっています。

プルマフィルという魔法の素材

マイクロパフフーディ―に使われている化繊はパタゴニアが独自のプルマフィルという素材。

実はこの素材、他のパタゴニア商品に使われている化繊よりも重量に対する保温性が40%も高いのだとか。

他にも、ウェアの使用可能期限における酷使を想定するパタゴニアの洗浄テスト「キラーウォッシュ」では、プルマフィルはロフトの損失がほぼなかったという驚きの結果も。

詳しい話はパタゴニアのホームページで6分ほどで読める紹介記事がありますのでご参照ください。

中を見てみると同じキルト構造になっています。

タグの縫い付けられている生地は、後ろが空いています。このマイクロパフフーディ―は実際に登山をする方々向けに作られているそうで、生地の厚さ(10デニール)もギリギリまで落とし、軽量化しています。

このタグももしユーザーが軽さを求めるなら切り落として使ってほしいという、パタゴニアの情熱が伝わってきます。(個人的な解釈です(笑))

伸縮性のある袖はシンプルなつくりになっています。この形状のおかげで冷たい空気が侵入するのを防いでくれています。

4か所のポケット

ポケットは外側にジッパータイプのものが2か所

内側にはドロップインタイプのものが2か所の計4か所あります。

外側ポケットは反対に返すと収納袋に早変わり。コンパクトに収納できます。

使わないときはこのように収納することで、荷物もかさばりません。

フロントジッパーの裏はジッパーガレージというあて布のようなパーツがついているため、金属が当たることもありません。

北海道の冬でも申し分ない保温性

実際にマイクロパフを着て、家のすぐ近くの裏山に登ってみました。少し歩くだけでもぽかぽかと温かさが伝わってきます。

インナーはユニクロのヒートテックを着用し、その上に着ているのですが、正直2枚着ているだけでも、じわじわと汗をかくほどでした。

防風性はないのかと思いましたが、多少の風が吹いていても、冷えることはありませんでした。

また、バックカントリーをしに1時間ほどハイクしましたが、その時もマイクロパフだけで十分に温かかったです。

多少の雪が着いても撥水加工がされているので、大丈夫です。

おすすめの使い方

寒い地域や雪国に住んでいる人は一着持っていて損はないと言い切れるぐらい、役に立ちます。

ウインタースポーツや登山以外にも、

  • 雪かき
  • ランニング
  • ちょっとしたお出かけ

などなど、本当に何にでも気軽に着ることができます。やはり軽いというのが一番のメリットになります。

洗濯もお手軽

マイクロパフは化繊なので、ダウンよりも手軽に洗うことができます。

公式サイトによると

  • 全てのチャックを閉じる。
  • 洗濯バッグに入れ通常の洗濯と物と同じように洗濯機で洗う。
  • 汚れが酷ければ40℃~50℃のお湯で手洗い
  • 洗濯機の脱水はせずに日陰で干す

と書かれています。

ちなみにパタゴニアがおすすめする洗剤はこちら

デメリットをあげるなら・・

さんざんマイクロパフのお気に入りポイントを説明しましたが、着用していて気になるところもあります。

  • 袖や裾の素材が安っぽくてすぐにダメになりそう
  • 良くも悪くも調節紐がないのでシンプル
  • 汗をかいても、汗が逃げないので蒸れる
  • ファスナーが噛んだら破けそう
  • 中間着としては優秀だが、これ一着だけだと北海道や-10℃以下は心もとない
  • キルトパターンは好き嫌いが分かれる

特に-10℃を下回るような環境だと、インナーとアウタ―のレイヤリングで体感が大きく変わると思います。

いずれにしても、軽くて暖かいマイクロパフフーディ―は個人的に10年くらい着たいと思えるような性能でした。

残念ながら、マイクロパフは廃盤になるようで、今現在セールとなっています。次に出る製品にも期待したいところですが、値段と性能のコスパを考えると、今回購入出来て満足しています。

最後にこの記事を読んでくださった方のお役に少しでも立てれば幸いです。

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