20ー21RIDE SNOWBOARD試乗レビュー

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今日はざびえるです。

RIDEからラインナップされているピグシリーズ。

コンスタントに評判の良さをよく耳にします。乗ってる人はカービングやパウダーだけでなくパークに入ったりなどオールラウンドに滑る人が多くピグシリーズもどんな滑りにも対応することができる印象があります。

今回はRIDEの

WARPIG、

TWINPIG、

SURPERPIGの3つの板を試乗する機会があったのでレビューしたいと思います。

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RIDE PIGシリーズとは

RIDEが出したスノーボードでWARPIGというモデルがあります。ちなみにBlack Sabbathというアーティストが「WAR Pigs」という曲を出していますが、意味を調べると「戦争を進める邪悪な政治家の連中が最後に赤みのシンパを受けて地獄に落ちる」と言う曲だそうです。

この訳詞と関係あるのかはわかりませんがなかなか特徴的なネーミングセンスですよね。

WARPIGの特徴は見ての通りの奇抜な形状です。幅がとても広く、ノーズとテールが異なった形になっています。

さらに深いサイドカーブや絶妙なトーションなど、色々な要素が合わさることでパウダーでの浮力の高さやカービングターンの気持ちよさが評価されている板です。

このWARPIGから他にもモデルが誕生しツインチップ形状のTWINPIGやWARPIGにキャンバー形状を取り入れたSURPERPIGなどがあります。

20ー21 RIDE WARPIG 

今回試乗したゲレンデは北海道の道東にある国設阿寒湖畔スキー場になります。3月と気温は高めでしたが午前中はバーンが引き締まっているのでカービングが気持ちよかったです。さすがに昼を過ぎてくるとバーンも緩んでくるためシャバシャバした雪質でした。

20ー21シーズンのモデルはトップシート側は白と黒を基調としたシンプルなデザインになっています。模様のようなこのデザインは実物で見るととてもかっこいいです。また塗装がつや消しになっているので個人的にはとても物欲を刺激されます。

フレックス ☆☆☆

トーション ☆☆☆

重さ    ☆☆☆☆

安定感   ☆☆☆☆

扱いやすさ ☆☆☆☆

全体的にフレックスやトーションが柔らかいので色々な滑りをすることができます。普段はツインチップのパークボードに乗っているのですが、乗り換えても違和感なく乗ることができました。そして驚いたことにやはりターンがとてもしやすく板が太いため、高速滑走しても板がバタつくことがなく安定している印象を受けました。

ディレクショナル形状なのでテールがノーズよりも短いのですが、パークに入りキッカーキッカーを飛んでも十分やりたいことがやれる板だと感じました。

しかしターンのしやすさはありますが、カービングを普段からしている人にとっては少し物足りなさがあるかもしれません。オールラウンドに対応する万能な板ですが、一日中パークを回すような人にとっては少し重たさが気になるかなと思いました。

20ー21 RIDE SURPERPIG

個人的に一番好きなのがこのSURPERPIGになります。 この板の特徴はWARPIGにハイブリッドキャンバーが搭載されているところです。ノーズはロッカー形状になっていますが、その下からはキャンバー形状になっています。デザインソールの色が黒とWARPIGとの差別化が図られています。

フレックス   ☆☆☆

トーション   ☆☆☆

重さ      ☆☆☆☆

安定感     ☆☆☆☆

ターンの切れ味 ☆☆☆☆

キャンバーが搭載されているのでとにかくターンをする時の雪面への食らいつきがとても気持ちいいです。またキャンバー独特の踏んだ後の返りの感覚も良いです。

20ー21 RIDE TWINPIG

最後はピグシリーズから出ているツインチップ形状のTWINPIGになります。 

普段乗ってる板がツインチップでキャンバー形状なので、のりくぼ比べても大きな違いはあまりありませんでした。フレックスもそこまで固くないのでとても乗りやすく、キッカーやジブもトライしやすくなっています。

フレックス   ☆☆☆

トーション   ☆☆☆

重さ      ☆☆☆

安定感     ☆☆☆

パーク     ☆☆☆☆

ビンディング

今回試乗した板にはRIDEのビンディングを使用しました。種類は2種類あり、ヒールカップが金属製のものと樹脂製のものがありました。

20ー21 RIDE Cー10

21シーズンからライドのビンディングが変わったようで、その1シーズン目がこのビンディングになります。

名前もCー10とシンプルに名付けられたこのビンディングは、ハイバックがカーボンの素材でできているのと、ヒールカップが樹脂でできているのが最大の特徴です。ハイバックのグラフィックが何とも言えない渋さを醸しています。

ストラップの素材はゴムのような柔軟性のあるものになっており、全体に均等に圧がかかるようになっています。

トゥストラップも同様の素材です。

ヒールカップを前後に調節してセンターを変えることができます。

アングル調整は、写真の下にあるネジを外すことでエントリーできます。

細かな調整ができます。遊びなどもなくビスで止めた後はしっかりと固定されています。

20ー21 RIDE Aー10

もう一つのモデルがこのAー10になります。このモデルの特徴はヒールカップとベースプレートがアルミニウムで作られているため全体的にクイックなビンディングになっています。

無駄を一切なくした洗練されたデザインです。もちろんC-10に比べて軽量になっています。高速ターンが好きな人や、足元に安定感を求める人にはA-10の方が良いと思います。

ベースプレートの横にシンプルにビンディング名が刻まれています。

さいごに

今回初めてRIDEの板を試乗しました。ホームゲレンデではRIDEに乗っている人も多く、以前からは興味がありましたが、今回試乗すことができて、RIDEの板の楽しさや、細かな工夫に気づくことができました。

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