こんにちは、ざびえるです。
夏場にスノーボードをしたい。ジャンプやジブのスキルアップをしたい。という方にとって身近なのがキングスで練習するということ。
私も年間10~20日くらいを目安にキングスに通っています。
初めてキングスで滑った時に感じたのは、「転倒や怪我を気にせずにジャンプの練習がたくさんできる」ということでした。
それから2、3シーズンを迎えますが、定期的にキングスに通っています。
キングスで滑っていて思うのが「この技は今シーズン雪山で打ってみたいな」「この技はしっかりと着地できるようになるまで雪山で打つのはやめよう」
など、「キングスで練習している技やメイクした技が必ずしも雪山でもメイクすることができるわけではない」ということです。
今回はオフトレ→雪山というルーティンを繰り返す中で感じた、
キングスと雪山の違いについてまとめたいと思います。
この記事でわかること
- キングスでできた技と雪山でできた技
- 雪山で打てるけど立てない技
- 雪山で打つことができなかった技
- キングスでの成果を雪山につなげるために
キングスでできた技と雪山でできた技
2シーズンほどキングスに通っていますが、キングスに通うまででできた技は、
ドライブするフロントサイド360(グラブなし)
なんちゃってバックサイド360(グラブなし)
だけでした。
しかもこの2つのスピンでさえキングスではないのですが、バグジャンプを使ったオフトレ施設で練習した技です。
なので基本的に、雪山でできるようになった技はないです笑
ちなみに初キングスは27歳とスロースターターです。
そんな才能とか身体能力とは距離が深めな私でさえ、継続することで少しずつできることが増えたと思います。
仕事の関係もあるので、長期休みがある8月の2週間ほどで短期的に通っています。
1シーズン目は
- フロントサイド720(グラブなし)
- バックサイド720(グラブなし)
- キャブ360(グラブなし)
- スイッチバック180(グラブなし)
これらの技をなんとなーくできるようになりました。グラブはできませんが。あとスイッチはラインどりがへたくそなので、
よく逆エッジで転んだり、まくられたりすることが多かったです。
1シーズン目は初めての経験だったのでキングスでできたことがそのまま雪山でもできると思い込み、
結果は悲惨なことに・・・笑
2シーズン目は
- フロントサイド720(グラブっぽいやつ)
- バックサイド900(グラブなし)
- バックサイド1080(ぶんまわしで奇跡の1回)
- キャブ720(超早抜け)
- スイッチバック360(ぶんまわし)
- 縦回転系(アンダー、バックフリップ、ロデオ、コーク)
といった感じです。
スピンの回転数がちょっとずつ増えました。単純にブラシに慣れたことが大きな理由だと思いますが、縦回転にもトライしてみました。
このなかで雪山でしっかりとメイクできたのは、
- フロントサイド360
- バックサイド360
- バックサイド540
- キャブ360
これらの技はキッカーの大きさや、練習の有無に関係なく、グラブを入れてメイクすることができました。
雪山で打てるけど立てない技
- バックフリップ(立てるけど、ドライブしてしまう)
- バックサイド720(グラブが入らず、お尻着地が多い)
- フロントサイド720(早抜けしてしまう)
- スイッチバックサイド360(ノーリーになる)
特にバックサイドスピンはキングスでは900まではあまり意識しないでもできていたのですが、雪山に行った途端に迷宮入り笑
レギュラースピン8割、スイッチスピン2割の比率で雪山でトライしたため、スイッチスピンはいまいちな感じになってしまいました。
雪山で打つことができなかった技
ホームゲレンデのキッカーが7m程度なため、「小さいキッカーでは高回転スピンはできない」と潜在的に決めつけてしまうことがありました。
バックフリップはキッカーのサイズを気にせずにトライすることができたのですが、コークやアンダーなどはビビッて打てず・・・
大きなキッカーへ行っても、サイズに慣れずに終わることが多かったです。
フロントサイドスピンは、春先の緩んだキッカーでも安定して打つことができたのですが、バックサイドは春先や、ナチュラルジャンプでは、
エッジを立ててしまい、回転力をつけることができず下半身と上半身がバラバラになってしまうことがありました。
キングスでの成果を雪山につなげるために
正直、キングスでの成長が雪山での成長だと過信していたところがあったので、始めの方は上手くいかないことに落ち込むこともありました。
しかし、うまくいかないことも含めて、新しい成長であり、スノーボードの楽しさや奥深さだと受け止めることができました。
それでもキングスで練習することで上達することができるのは確かなので、雪山につながるような練習が大切だと思いました。
気をつけたいポイントは
- ラインどり(雪山では距離があるため、板を立てたり、チェックを入れすぎることがある)
- 抜け(雪山では早抜けやひっかけて抜けてしまうことがある)
- 空中姿勢(目線やグラブ)
- 着地(キングスではごまかせる)
になります。この中でも1番重要なのが着地です。
キングスでは着地の衝撃が少ないので多少抜けや空中姿勢が雑でも立つことができます。
だから雪山では一応回せるけど着地ができない。といったことが起こるのではないかと思います。
なのでキングスでは何度も繰り返す練習する中で、「着地がしっかりとできる技」が雪山でのメイクできる技になるのではないかと思います。
さいごに
今回は個人的な実体験をもとにキングスでできる技と雪山でできる技についてまとめました。
私の場合だと、フリントサイドはできるが、バックサイド側は抜けで安定せずにできないことが多い。という結果になりました。
あくまで年齢や経験、指導者の有無、向き不向きなどもあると思うので、もし似たような傾向のある方がいれば参考にしてもらえばと思います。
さいごにこの記事を読んで頂いた方のお役に少しでも立てれば幸いです。
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