レギュラースタンスからオープン方向(反時計回り)に一回転半するトリックFrontside540のやり方を説明します。
Frontside540(フロントサイド540)のやりかた(キングス)
このトリックをトライする前に・・
のトリックを練習することをおすすめします。
アプローチ~スタートからボトムまで
ラインどりはフロントサイド360と同じです。回転数が増えるからといってラインの幅を膨らませる必要はありません。
- レギュラースタンス→トゥーサイド→ヒールサイドのラインを通る
- 膝と腰を曲げて、板を立てすぎないようにする
- 両肩を結んだ線と斜度が平行になるようにする
- 左肩は開かない(正面を向かない)
トゥー(つま先)に乗り換えるときはエッジを立てすぎないように薄くを意識しよう。
ボトムからリップまで
キングスにはボトム(キッカーの一番低い地点)がわかりやすいように白いマットで色分けされています。
- 白いマットに差し掛かる前にヒールに乗りかえる
- 左手は開かないようにがまん
- 右手を後ろへ引き、ためを作る
ヒールに乗りかえるときに上半身の動きも一緒に行うと良いです
抜け(リップの頂点)
- 後ろ足や両足間にリップ(キッカーの一番高いところ)が差し掛かったところでオーリー
- 両肩は前に開く
- 顎を引き真上に伸びる
ノーリーにならないように注意します。きっかけ作りで早く回し始めても良いですが、高さが出なかったり、横飛びになってしまい、雪山でのリスクが増えてしまうので、早抜けしないように我慢します。
空中姿勢(エアーのピーク)
- 踏み切ってからピークにかけて体をコンパクトにする
- 4分の1(135°)くらい回転するぐらいにグラブを入れていく
- 目線は少しずつランディングに向けていく
フロントサイド540は目線が大事なので、リップからすぐにランディングに目線を変えていきます。
360°回った時点で回転を止めないで、残りの180°を返していきます
着地
- ピークから落下していくタイミングで残りの180°を返していく
- 顎を下げてランディングを見続ける。
- 両足で着地する
- ドライブしないように体をかぶせる
初めのころは残り90°足りなく着地することが多いと思いますが、何度も練習すると感覚が身についていきます
チェックポイント
フロントサイド540はスイッチ着地なので、ビタッと着地するのが難しいトリックです。前段階としては、フロントサイド180でスイッチする感覚を何度も練習すると、効果的かと思います。
回転数が増えるからと言って早抜けになってしまうと、その後の720(2回転)で躓いてしまうので、なるべく真っすぐに抜けた後に、グラブで体をコンパクトにするのと、目線で回転をリードして回していくことが重要になっていきます。
さいごに
フロントサイド540は小さなキッカーでも打ちやすいので、人によって色々なスタイルがあります。
人によっては一気に540回して着地する場合や360+180回す場合など様々なので自分に合った方法を何度もトライして見つけてみてください。
最後にこの記事を見てくださった方のお役に少しでも立てれば幸いです。
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