オーリーがある程度できるようになったら次にトライしたいのが板を反時計回りに90度回す「Frontside 180(フロントサイド180)」というトリックです。
スピンをする前に
スピンをする前に必要になってくるスキルが
「ラインどり」です。
具体的には
フロントサイドのトリックの場合は、トゥ(つま先)に乗った状態からヒール(かかと)に乗った状態にラインを取るのが基本です。
キングスだと白い四角が目印になっています。1つ目の四角まではトゥまたはフラットに乗り、2つ目の四角までにゆっくりとヒールに乗せ換えます。
2つ目の四角はボトム(一番低い場所)になるので、ここからは基本的に乗せ換えはしません。
Frontside 180(フロントサイド180)のやりかた(キングス)
アプローチ~スタートからボトムまで
- 上半身はリラックスして左側からエントリー
- フラットを意識しながら、一つ目の四角を通る
- 2つ目の四角を通る前にヒールに乗せ換える
ボトムからリップまで
- ヒール(かかと)に重心をのせる
- 先行動作(右手の振り)はほんの少しだけ入れる
- 左肩と右肩を結んだ線は平行のままを意識する
- 右手の先行を入れるタイミングで左手をかぶせバランスをとる
- できるだけフラットになるように、背中側に倒れすぎない
抜け(リップの頂点)
- ヒールに乗ったまま抜ける
- 軸足で軽く踏む
- 両肩を結んだ線が正面になるように右肩を前にもっていく
- 顎は引き、リラックス
空中姿勢
- 顎が上がるとまくられてしまい後ろに倒れるので、しっかり下を見る
- エアーのピークで90度回すイメージ
- ピークでグラブをしてコンパクトになる
- 横から見たときに頭が板を超えるようにする
- ふところにボールが入るぐらいリラックスする。
着地まで
- ピークを過ぎたら、着地へ目線を送る
- 軸足が前に来るので右足と左足を入れ替える
- 体をコンパクトにし続け、残りの90度を回す
- 両足で着地
チェックしたいこと
始めてのスピンとしてトライする人が多いと思いますが、フロントサイド180のメイク率はスイッチでどれだけ滑れるかに比例すると思います。チェックしたいことは
- 必ずヒールで抜ける(私は慣れるまでに時間がかかりました)
- 逆ひねりしない(手を逆に振って残りの90度をかせごうとしない)
- 頭が必ず板の上か前に来るようにする(恐怖で後ろにするとまくられます)
などを意識したいです。
練習の流れとしては、
- その場で90度回してみる
- 緩斜面で180回してみる
- ぽこじゃんで180回してみる
- 小さなキッカーでトライ
というように段階的に練習するのが効果的です。
さいごに
フロントサイド180は抜けやタイミングが9割を決めます。回らないからといって、リップを抜ける前に斜めすると、エッジが引っかかったりと怪我のリスクが高くなるので、多少時間がかかってもなるべく真っすぐに抜けることをお勧めします。(雰囲気を知りたくて斜めに跳ぶのは良いと思います)
個人的には360度回るほうが簡単で、バックサイドよりもフロントサイドのほうが180回すのは難しいと思います。
それだけできるとカッコイイ技だし、後々のスピンにめちゃくちゃ役立ってくるので頑張って練習をしてほしいと思います。
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