こんにちは、ざびえるです。
日本百名山の1つに含められている斜里岳。
ウィンターシーズン中もスキー場へ向かう道中で何度も斜里岳の姿を見ていました。
その時は「斜里岳でバックカントリーしてみたい」とは思うものの、結局シーズン中に行くことはできませんでした。
そんなこともあり、個人的にはとても熱い思いで斜里岳への登山を迎えることとなりました。
インターネットやガイド本などを見ていると、出てくる「沢登り」という言葉。
なんでも斜里岳は沢登りが楽しいらしい。
結論から言うと、ちょっとした「アドベンチャー感」がありわくわくしながら楽しむことができました。
斜里岳はこんな山
斜里岳の標高は1,547mです。山頂からは道東の景気を一望することができ、地元では斜里岳の美しい山容から、
“道東のマッターホルン”と呼ばれています。
斜里岳の一番の特徴は旧道から続く沢登りや十数ヶ所にも及ぶ渡渉です。
本格的な装備があることには越したことはないのですが、登山靴とスパッツだけでも行けてしまう手軽さと
整備されていない自然のルートを選んで渡渉する「アドベンチャー感」がとても楽しいです。
アクセス
登山データ
斜里岳の山開きは毎年7月の第1日曜日に山開きが行われます。
山開きの日に参加をすると記念品のプレゼントがあるようです。
斜里岳はヒグマの生息地になっています。入山前にヒグマの目撃情報やニュースなど、事前に情報を入手しておくことをおすすめします。
道中の記録
駐車場の横には清岳荘があります。営業期間は6月下旬から9月の下旬までなので、今回はまだシャッターが閉じていました。
全て雑魚寝ですが、1泊素泊まりで大人が2120円、子供が1040円で宿泊することができます。ちなみに駐車場で車中泊する場合は1台520円かかります。
入山届を書き、入り口から入ります。斜里岳は午後から入山する場合は危険なので管理人に相談してください。
この日の天気は昼から晴れる予報でしたが、到着したときには、雨が降っていました。
他にも車の中で天候の様子を見ている方がいましたが、9時半を過ぎ、「とりあえず状況だけでも見て厳しいようなら帰ろう」と準備開始。
入山して数分進み林道を歩きます。自然公園の看板を抜けるといよいよ沢登りもスタートです。
いきなり川が現れます。石の上を渡って向こう岸まで行きます。木の枝に結ばれているピンクテープが目印です。
沢を登っていく以外にこれと言って決まったコースはないので、自分で探しながら進んでいきます。
10:13仙人洞に到着。
10:20 下二股に到着。この地点で6合目になります。沢登りに自信がなければ新道に行くこともできます。
しかし新道は距離が長く登りも急なので、行きは旧道、下りは新道というルートが一般的だそうです。(下りも旧道を使う猛者もいるようです)
旧道を進むと、沢登りに加え、滝を見ることができます。1つ目は水蓮の滝。
10:37 羽衣の滝。
10:50 万丈の滝 滝の横を登っていきます。ロープがついているので引っ張りながら、滑らないように気をつけます。
11:03 霊華の滝を登ります。岩は予想よりも滑りずらかったです。ストックを持っていると、不安定な足場でも移動しやすいと思います。
11:22 少しずつ川の幅が小さくなり、上二股に到着。旧道を進むと頂上へ向かうことができます。
下りは熊見峠へ行くので、そのまま旧道を進みます。
この辺から雲の合間から日差しが差し込むようになりました。しかし、少し下るとガスで視界不良に戻ります。
胸突八丁のガレ場に出ます。ここから斜面が急になりますが、個人的には沢登りを抜けたのもあり、そこまで苦しくは感じませんでした。
12:02 馬の背に到着。 周囲の景色を見渡すと雲海のようになっていました。
少し登ったところからの馬の背です。頂上まではあと少しです。
斜里岳神社に到着。鉄でできた杜はここまで運んでくるだけでも重労働です。
12:18 斜里岳頂上に到着。
景色は見事な雲海です。
山頂で少しお昼を食べ、下山します。
下りは新道を進みます。雨は止んでいたのですが地面がぬかるんでいたため、何度か足を滑らしてしまいました。
さいごに
休憩をあまりとらなかったせいか、登りも下りも3時間ほどかかりました。途中までは視界も悪く、引き返そうとも思いましたが、
頂上の雲海を見ることができたので結果オーライでした。
最後に、この記事を読んで頂いた方のお役に立てれば幸いです。
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