ダリングした板で滑りはどう変わるのか?

スノーボード

こんにちは、ざびえるです。

スノーボードの板は新品で買うとエッジが鋭く尖っているものが多いです。

そんな危険なエッジを削って丸くすることをダリングというのですが、

個人的な見解としてはダリングはあまり必要がないと思っています。

今回はダリングについて個人的な考察を述べたいと思います。

この記事でわかること

  • ダリングとは
  • ダリングの方法
  • ダリングした板で滑ってみた感想
  • キングスでのダリングと、通常のダリングとの違い
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ダリングとは

ダリングとは、スノーボードのエッジをやすりやグラインダーなどで削ることです。

ダリングをするメリットは

  • エッジの余計な引っ掛かりを防ぐ
  • 相手と衝突した際にエッジによる怪我を防ぐ

といったことが挙げられます。

要するにエッジを丸めることで、始めたばかりの人は転びずらくなるというのが一番のメリットです。

ゲレンデに行くとわかりますが、一見平らそうに見えるところでも、実際は地形がうねっていたり凸凹していたりします。

初心者の方は、いきなりリフトに行くというよりかは、斜面の緩やかな場所へ歩いて登り、

少しずつスノーボードの感覚に慣れるというところからスタートします。

そんな時に一番やる気と上達を妨げるのが予想しない転倒です。

極端かもしれませんが、そんな逆エッジによる転倒を少しだけ防いでくれるのがダリングです。

それともう1つのメリットが衝突や接触時の怪我の軽減です。

いくらスノーボードウェアや厚着をしていても、猛スピードで滑走している板がぶつかってきたりしたら、

ひとたまりもありません。これが手や顔ならなおさらのことです。そんな非常時のときにダリングされた板であれば、

怪我のリスクを軽減することが考えられます。

ダリングの方法

ダリングの範囲は、ノーズとテールのみを削ることが多いです。

ここで気をつけてほしいのが、スノーボードのオフトレ施設で滑る際にも必ずダリングをしなければいけないのですが、

オフトレ施設でするダリングと、通常のダリングとは意味合いが大きく変わっくるということです。

オフトレ施設では着地にエアーマットを使うので、エッジがついている板で滑ると、マットが切れてしまいます。

なのでキングスやクエストのような施設で滑るためには板のエッジを全て削らなければならないのです。

オフトレ施設用にダリングした板はブラシやマットで滑るのには問題ないのですが、

ゲレンデで滑ると、エッジが丸まっているため板がズレやすくなってしまいます。

ダリングした板でゲレンデを滑った感想

エッジを全てダリングした板でゲレンデを滑ることは可能です。

結論から言うと、どんな滑りをしたいかでメリットにもデメリットにもなります

例えば普段の滑りがスキー場のように圧接されたバーンで滑るのが多い人には、あまりメリットはありません

エッジがないということは、雪面に板が噛まなくなってしまうので、極端なことをいうと、板がいつまでたってもずれてしまいます。

いつものようにターンをしようとしても横滑りのように板がいつまでもずれていくイメージです。

その反面、ジャンプやジブアイテムが設置されているパークで滑るのであれば、メリットが多いです。

キッカーと呼ばれるジャンプではエッジの引っ掛かりがなくなるので、多少早抜けをしてしまっても、リカバリーがしやすくなり、

空中でバランスを崩して真っ逆さまに・・・なんてことがしずらくなります。

またレールやエッジでの引っ掛かりもなくなるのでトリックのメイク率が上がります。ジブをメインでやる人は、エッジをダリングする人が多いです。

ダリングはそもそも必要か?

どのようなサイトでもダリングについてのやり方やメリット、デメリットが書いていますが、

ここにきて素朴な疑問であるそもそもダリングする必要があるのかということ

確かにダリングをすることで、万が一衝突した際に怪我を少しでも防ぐことができるという点はとても大切です。

しかし、ノーズとテールを少しダリングしたからと言って、滑りが変わるという点においては、

ぶっちゃけわかりません。個人的な感覚だと違いを体感できたことはありませんでした。

どちらかというとプラシーボ効果に近いのではないかと思います。

なんなら、毎回雪面も気温も違う環境の中で、毎回同じ滑りをできる人間なんてほとんどいないと思います。

そんな体感できるかできないかの違いのために、大切な板のエッジを削るというのは行った労力に対してのリターンが、

釣り合わないと個人的に思います。

さいごに

今回はエッジのダリング方法とダリングした板に乗った感想をまとめました。ダリングをするかどうかは個人の自由なので、

何とも言えませんが、エッジを丸くしたからと言って、劇的に変わるわけではないということを知っておいていただけたらと思います。

それよりも、毎回チューンナップやワックスなどの滑走性能を上げるメンテナンスのほうが効果がわかりやすくおすすめです。

この記事を見て頂いた方のお役に少しでも立てれば幸いです。

コメント

  1. たか より:

    万人が見るので、適当は良くないと思います。
    基礎滑りの方でもそれなりに必要です。
    フリーライド(パーク含め)は、必須です。
    コントロール制を高める為です。
    以上、宜しくお願い致します。