こんにちはざびえるです。
私は喫煙者なのですが、2018年の10月からじつは禁煙をしています。
「いきなり何をいうのか」と驚かれる方もいると思いますが、
禁煙するとスノーボードにおいて①身体的にも、②金銭的にも、③精神的にも、とても良い効果が出ることを実感しました。
「そんなの初めからわかっている」とほとんどの方は思うと思いますが、何事も経験という言葉がある通り、経験の有無で説得力が100倍は変わると思います。
タバコ吸ったことない人に「体に悪いからやめたほうがいい」と言われるのと、
タバコ吸っってる人に「肌はぼろぼろになるし、体力が落ちるし、口が臭くなるし、何より、四六時中たばこを吸いたくなって仕事にも集中できないからやめたほうがいい」
この2者だと圧倒的に後者の意見のほうが具体的で説得力がありますよね。
今回はたばこをやめようと思ったきっかけや、禁煙中の体験、そして1年半ほど禁煙を継続する中で実感したことをまとめたいと思います。
そもそも喫煙を始めた理由
喫煙を始めたのは大学生(もちろん成人後)頃だったと思います。
当時運動系の部活動に入っていたため、喫煙とは全く縁にない世界にいましたが、ある日諸事情により部活動を退部することになりました。
理由としては、入った部活動のレベルと自分のレベルが大きく乖離していたため部活についていくことができなかったことが1番の理由です。
それまでは
「体力が落ちる」
「一度吸ったら止められない」
「しわが増える」
と普通教育の中で教え込まれていたため、喫煙に手を出そうという発想すらありませんでしたが、
部活動をやめたことをきっかけに何となくたばこに手を出してしまいました。
そこから大学を卒業し、就職しても喫煙習慣は継続し、およそ8年間(終わりの2年は電子タバコを吸っていました。)の間喫煙をしていました。
禁煙をしようと思った理由
私の中でたばこを吸うことは「気持ちを切り替える」ことや「気持ちを落ち着かせる」ために吸っていました。本数で言うと1日10~15本でだいたい、2日で1箱消費をしていました。
たばこを吸うことで、
「車が臭くなる」
「口臭が気になる」
「お金がかかる」
「時間の浪費になる」
「食事に対する興味がなくなる」
というデメリットは感じていましたが、
反対に
「たばこで職場の同僚や友達とコミュニケーションがとれる」
「ストレス解消になる」
「嗜好品として美味しい」
とデメリット以上にメリットに重きを置いていたため、特に気にはなりませんでした。また「たばこをやめたい」とも1度も思ったことはありませんでした。むしろ「やめたいと思ったらいつでもやめられる」とすら思っていました。
「精神的な安定」を求めて喫煙を続けていたわけですが、そのせいで、仕事中は喫煙をすることができないため、我慢しなければならず、仕事に集中することが難しいこともたびたびありました。
そんなある日、あきらかに「チェーンスモーカー」としての現状に対して疑問に思うことがありました。
もともとマイペースな性格で自由気ままなことが大好きな性分なため、たばこといえど「行動が縛られていること」に対して、その時になってやっと疑問を抱き始めました。
それと同時に喫煙がストレス解消になっているということにも疑問を持ち始めました。
つまり
「たばこを吸うこと」が「ストレス解消になる」唯一の手段だと思い込んでることに気づいたのでした。
そんなわけで初めて「たばこをやめてみよう」という気持ちが生まれたため、どこまでできるか試してみようというのが禁煙を始めたきっかけでした。
電子タバコと紙たばこ
私が当時吸っていたのはJT(日本たばこ)から販売されている、セブンスターメンソールという銘柄でした。ニコチンとタールが高く、吸いごたえがあったため、愛煙していました。
しかし、車を新しく変えたことをきっかけに紙たばこから電子タバコに変えました。
電子タバコは現在色々な種類が出回っていますが、当時はアイコスが一大シェアを占めていたと思います。
ただしアイコスに変えて二年ほどして禁煙を始めたわけですが、紙たばこから電子タバコにすることにより、
「健康に対する意識」が高くなったと思います。
禁煙初期
アイコスから禁煙を始めましたが、たばこをやめるにあたって実践した方法は、
「我慢」のみです笑
よく
- 禁煙外来
- ニコレット
などのように第三者による管理や、禁煙導入に有効なツールなど方法はいくつかありますが、
「喫煙がストレスに有効」と思い込んでいる時点で、思考パターンを変える必要性がありました。
なので、禁煙による「イライラ」自体が、単なる依存症に由来するのであって、シンプルに喫煙をしなかったころに戻そうとひたすら我慢をすることにしました。
しかし、
初めの1週間は
- 寝不足
- 風邪の症状
- 喪失感
などの症状に襲われました。
つくづく習慣とは恐ろしいもので、健康に向けっているはずが何故か不健康な状態に見舞われました。
2週目は少しづず体調も良くなっていったのですが、禁煙した方がよく言われる「口の寒しさ」をまぎわらすために食べ物を食べたり、缶コーヒーを飲んだりする頻度が増えました。
ただし2週間ほどたばこをやめたことで
- 睡眠時間が短くなった(疲れずらくなった)
- 食に関する興味が増えた(味覚が強くなった)
と明かなメリットを体感することができました。
睡眠時間は今まで10時に寝なければ7時に7起きることが難しかったのですが、単純に6時に起きれるようになり、およそ1時間睡眠時間が減りました。
禁煙中期
2週間を過ぎると、日常の中で喫煙してそれ人や、テレビでの描写を見てもあまり気になりずらくなっていきました。
ただし、飲み会などの席でアルコールが進みおおらかな気持ちになった時に、「1本だけ」吸ってしまうということがありました。
しかし、それ以外は引き続き禁煙を続けることができ、ついつい食べ過ぎてしまったことによる体重の増加(私の場合は5キロ)も少しづつ落ち着いてもとの体重に近づいていきました。
現在
現在も禁煙を継続することができています。ただし、喫煙の代わりに少しだけ飲酒する頻度が増えました。(単純に飲み会が増えただけかも笑)
禁煙がもたらす効果
およそ2年間禁煙を続けてみてのメリットは
- 体力が増えた
- 時間が増えた
- メンタルが強くなった
の3つになります。
体力が増えた
皆さんが言うように体力が増えました。それに以前よりも集中することができる時間が長くなりました。以前はたばこを吸うと「もういっか・・」と諦めてしまい、仕事が終わっていなくても面倒臭くなってしまうことがありましたが、
たばこをやめることで「やるべきこと」を気まぐれでなく継続することができるようになりました。
スノーボード中は1日滑ることができる時間や滑っている最中に大きなキッカーや難しいジブに入る際に集中し続けることが増えたと思います。
時間とお金が増えた
1日の時間が増えました。仕事中はたばこを吸いたいと思うこともなく、仕事に集中できるため、効率も良くなりました。
その時間をスノーボードへ行く前のメンテナンスの時間に当てたり、動画を編集する時間に当てたりすることができました。
何より、お弁当を作って、ロッジで食べるなど、お金と栄養を考えることができるようになりました笑
また、たばこに当てていたお金はスノーボード用品に当てることで今までよりも交通費やリフト券代に充てることができました。
メンタルが強くなった
たばこをやめて一番プラスに働いているのが、私の中では「メンタル」面でした。
今までは仕事で困難直面したり、スノーボードでトリックの習得に行き詰ってしまったときに、「リフレッシュ」を求めて喫煙をしていましたが、自信の無さや、できない理由を深く考えず「思考停止」状態に陥ってしまっていました。
しかしたばこをやめることで物事をしっかり考えることができるようになり、特にスノーボードでは自己満足で終わるのではなく常に客観的に考えることが増えたと思います。
さいごに
たばこは嗜好品という側面もあり、喫煙との付き合い方は人それぞれだと思います。
たばこは今でもおいしいと思いますし、喫煙をしたい気持ちもあります。ただし、喫煙をすることが「行動や思考の鎖」と思い始めるようになり思い切って禁煙をしています。
喫煙が「ものごとを解決することの役に立つ」ことはないと今でも強く思います。
この記事が禁煙を始めてみようと思う人の後押しになれば幸いです。
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