シーズン締めくくりにおすすめ!春の旭岳でバックカントリー

スキー場

こんにちは、ざびえるです。

北海道の真ん中近くにある「大雪山」の1つに旭岳という山があります。この旭岳は北海道の中でも間違いなく最高級の雪質と言われています。ハイシーズンになると世界中からパウダースノーを求めてスキーヤー、スノーボーダーが訪れる旭岳ですが、シーズン終わりの滑走もとてもおすすめです。

今回は春スキー・スノーボードにおすすめな旭岳のバックカントリーの魅力についてお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

旭岳とは

大雪山系の1つに数えられる旭岳の標高は2291mと大雪山連峰の主峰となっています。東川町の旭岳温泉から標高1600mにある姿見駅まではロープウェイで登ることができます。大雪山は別名カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれ、古くから特別な場所としてアイヌ民族に崇められていたそうです。

旭岳の特色は何といっても雪質の良さが挙げられます。豪雪地帯に位置するとともに標高の高さ来る上質なパウダースノーは北海道の中でも間違いなく最高級と呼べるほどです。溺れるほどのパウダースノーを浴びて、時には人生観が変わるほどのかけがえのない経験をする方も多いのだとか。

旭岳へのアクセス

旭岳へのアクセスは、自動車が一番便利です。最寄りの旭川駅からはロープウェイまでの直通バスも出ています。札幌からは自動車で3時間30ほど、旭川からは1時間ほどかかります。(下道の場合)

ロープウェイ料金

大人小人
1日券4900円3400円
4時間券3900円2700円
6回券6300円4400円
1回券1300円900円

天気が良ければ午前中に1本旭岳の山頂へ登り、午後はロープウェイを回すというのがおすすめの楽しみ方になります。山頂までは、スノーシューやアイゼン、ピッケルなど本格的な装備が必要になります。また、滑り降りる際も斜度が急で時期によっては岩場なども出ているため、中上級者向けにはなるかと思います。

コースは4つ

どのコースも全長が2.5km~3.9kmと滑りごたえがあります。Aコースが1番斜度があり、Bコース、Cコースと難易度が下がってきます。ただしDコースについてはAコースを超える斜度があることもあり、慣れるまではBコースとCコースを滑るのがおすすめです。

旭岳の人気の理由は、山岳スキーを手軽に楽しめることと、どこを滑っても構わないコースだということです。これはスキー場ではなくあくまで山岳地帯でスキーやスノーボードを行うということを意味しています。従って、遭難や事故は自己責任となります。

ロープウェイで姿見駅まで

ロープウェイで姿見駅まで一気に上がります。

姿見駅に到着しました。中には休憩するスペースや自動販売機、トイレがあります。

旭岳へハイクアップ

正面には雄大な旭岳の姿が。この日は風もなく絶好の登山日和でした。ここからスノーシューに履き替えて、山頂を目指します。

30分ほど登ると見えてくるのが旭岳石室になります。天候の悪化や緊急事態に利用することができます。ここまでは割とスムーズに登ることができます。

5合目を過ぎると岩場が出現してきます。

6合目まででおよそ1時間かかりました。すでに汗だくで、Tシャツ姿にサングラスです。日差しが強いので日焼け止めが必須になります。

少しずつ風も強くなってきます。その影響で凍っているところもちらほら。

8合目に到着。気温も下がってきて、さすがに1枚羽織りました。山頂へは一度裏側へ回って登っていきます。

裏側へ回ると雪質がさらっとしていました。

金庫岩も見ることができました。ここまでくるともうひと頑張りです。

無事に到着しました。ここまでで2時間ほど。ここから滑っていきます。ハイシーズンだと雪崩の危険があるため、ある程度の技術と知識が必要です。今回は、春先で雪が安定していたので、安全に気をつけて滑り降りることができました。

お腹が空いたら姿見食堂

気持ちよく滑った後は、ロープウェイ乗り場にある姿見食堂でご飯を食べます。

全体的にどのメニューもボリュームがあります。なかでも人気のカツカレーを頼みました。味は絶品で、大満足です。午後からも元気に滑ることができました。

あえて春先に滑るメリット

この時期に営業しているスキー場は限られています。道内で人気のあるのが、パークが充実している中山峠スキー場やニセコ、キロロなどがあります。ただし、旭岳は大自然の中だからこそ味わうことのできる解放感がとても心地よいです。

また壮大なバックカントリーを滑った後に、晴天の中広大なツリーランを楽しむなど決して人工的に整備されたスキー場とは比べ物にならないほどの自然との一体感を得ることができます。

さいごに

今回は春シーズンの旭岳について魅力をご紹介しました。1年を通して多様な変化で私たちを楽しませてくれるカムイミンタラへ是非一度訪れてみてください。

コメント