こんにちは。ざびえるです。スノーボードってなかなか上達しづらいスポーツだと思います。なのでスキー場でだいたい上手な人は、めちゃくちゃ滑っているか、夏場にオフトレをしているかのどちらかがほとんどだと思います。
今回は以前にも何度か紹介したキングスに通うことでどのように上達するのかを体験をもとにお伝えしたいと思います。
ちなみにキングスについては初めて「キングス」に行く前に知っておきたいこと
夏でも滑れるオフトれ施設「札幌キングス」(事前準備)をご覧ください
キングスって実際はどうなの?
キングスという施設は正直あまりメジャーな施設ではありません。なぜならスキーやスノーボードのジャンプやジブの技を練習する施設だからです。なのでバックカントリーが好きな人やテクニカルメインの人にはあまりあまり魅力を感じないと思います。しかもハーフパイプやスロープスタイル、ビッグエアーなどをやっているのは、圧倒的に小・中・高校生などの未成年と昔ヤンチャしていたおじ様達という2極化が起こっています。理由は簡単で、小さいうちからキングスなどのオフトレをしないと試合に勝てないからです。もちろん昔はそのような施設はありませんでしたので、それ以前の年代の人たちは雪山で漢気を出していました。
では、その狭間にある20代や30代は何をしているのかというと、
「グラトリ」をしています。
理由は簡単で安全だからなのと、上達しやすいからです。
私はジャンプが好きなので、スーパーキッズだろうとオジサンだろうと特に気にしないでキングスや雪山で飛んでいます。
では実際にキングスはどうなのか?という質問の答えなのですが、
間違いなく上達します(キングスの関係者ではありません笑)
それも、だれでも上達することができると思います。今までやってきたスポーツや、年齢も特に関係ありません。
私はキングスに年間20日ほど通っているのですが、2年通っただけで、
・バックサイド900
・フロントサイド720
・キャブ720
・スイッチバックサイド540
・コーク540
・バックフリップ
・ロデオフリップ
・アンダーフリップ
これらの技をメイクすることができました。
「もともと上手だったんでしょ?」とか「上手な人に教えてもらえるからでしょ?」とか、そんな理由ではありません。事実、私がキングスに来たときは、一番小さいキッカーで360を回すのに精一杯でしたし、定期的に教えてくれる人はいませんでした。
キングスでだれでも上達することができるのは練習に特化した施設だからです。
具体的に言うと
- 毎回同じ距離と角度で反復練習ができる
- 実際の雪質に近い感覚で滑れる
- 失敗のリスクがすくないため、進んで挑戦することができる
- 映像を振り返ることで、滑りの客観視ができる
- 同じ悩みや課題を持っている人が集まっているので互いに考えを共有できる
1つずつ説明しますね
毎回同じ距離と角度で反復練習ができる
キングスと雪山の違いは、飛ぶキッカーやアイテムの変化です。冬山なら、気温や降雪量でアイテムの形が左右されますし、利用する人が多ければそれだけ形が変わります。ディガーと呼ばれるスノーボードパークを整備する人の技術や頻度によっても大きく影響します。
しかし、キングスの場合は何も変わりません。毎回同じ距離と大きさのキッカーを飛ぶことができます。なので、「ここまでできるようになった」「さっきと比べてこうだった」などのように自分の滑りに集中して練習することができるのです。
実際の雪山に近い感覚で滑れる
キングスのブラシは、専用になっています。それは実際に雪面を滑っているようなふわふわした感覚です。しかし、鋭くエッジをかけてターンをすると引っかかります。なので、キングスで滑る際は普段の滑り方を少し変える必要があるのですが、そもそも、キッカーを飛ぶときはエッジをかけないで飛びます。ですからですからキングスでエッジをかけないで飛ぶ練習を重ねることで実際の雪山で、安全に飛ぶことができます。
失敗のリスクが少ないため、進んで挑戦することができる
キングスの着地地点にはエアーマットが設置されています。さすがに「全く痛くない」ということにはならないのですが雪山で頭やお尻から落ちた時と比べて、明らかに痛くありません。というか、板から着地できれば、何も問題はないでしょう。雪山では常に着地のことを考えてしまいます。「ランディングまで届かなかったらどうしよう」「飛ぶ瞬間に引っかかたらどうしよう」などです。そのようなことを全く考えないことで、「抜けの動作」や「空中での動き方」を徹底的に深めることができるのです。
映像を振り返ることで滑りの客観視ができる。
キングスの特に優れているところは、先ほど自分が飛んだ動画をカメラが撮影していて、モニターですぐに確認できるという点です。
これにより、「出来ているところ」と「出来ていないところ」をはっきりと認識することができ、上達を加速させることができます。飛ぶ前に「意識」し、飛んだあとに「どのくらいできたか」を振りかえるだけです。これは「計画→実行→確認→改善」という上達の仕方の王道ともいうべき流れになります。よって効率的に上達することができると思います。
同じ悩みや課題を持っている人が集まっているので互いに考えを共有できる
最後は、「仲間」です。そこに集まっているのは「スノーボードが上手になりたい」と同じ目標を持った仲間だと思います。同じことに悩み、改善するために努力を続けている人たちです。そのような人材の中で「これがうまくいかない」「コツを教えてほしい」と話しかけるだけで、ヒントをたくさんもらえると思います。またスタッフはメーカーやショップのライダーの人が多いので、必ず協力をしてくれます。
最後に
ここまで、色々な角度からキングスに通うことで上達する理由を説明してきましたが、最後に「これだけは」というものがあります。それは、
続ける
ということです。
どれだけ上達が遅くても、変化がわかりづらくても、毎回通い続けるだけで必ず上達します。たとえ期間が空いたとしても、30分しか利用できなかったとしても、続けることが1番の上達方法だと思います。
「継続は力なり」
少しでもスノーボードを楽しみ、続ける人が増えることをお祈りしております。
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