こんにちは、ざびえるです。
皆さんはUnit mfg.というスノーボードメーカーを聞いたことがありますか?
私はついこないだまでこのメーカーの存在を知りませんでした。
知り合いのSNSを見て初めて知ったのですが、なんでもパウダーボードに特化したメーカーのようです。
しかし、なんと地元の近くで(と言っても車で4時間ぐらい)試乗会が開かれるという情報を耳にしたため、今回は試乗した感想をまとめたいと思います。
Unit mfg.とは
新潟県にあるアクトギアという会社から出ている国産のスノーボードメーカーです。またカービングやテクニカルが好きな人は聞いたことがあるであろう国産メーカーのBCストリームもアクトギアから出ているメーカーです。
アクトギアと言えば有名な契約ライダーとして竹内智香選手が有名です。
UNIT、REPLANT、SECCA、3つのブランドが一つとなりUnit mfg.として始動したブランドだそうです。
ブランドとしてもバックカントリ―に特化したボードをラインナップしています。
ブランドサイトのURLはこちらです。
ちなみに試乗会ではこの3つのうちの1つであるUnitの板に試乗しました。
TRONADO トルネード154fat
使用しているビンディングはサロモンのハイランダーです。
形状はフラットキャンバーです。
【操作性】
【安定感】
【グラフィック】
【カービング】
【パウダー】
トルネードだけではないのですが、UNITの板に乗ってみて初めに思ったのが、板の軽さでした。
普段はヨネックスに乗っていることもあり、試乗ボードに乗るたびに重さの違和感に慣れるところから始まるのですが、そんなこともなくすんなり馴染みます。
ノーズは角ばっていて特徴的な形状をしています。
テールはパウダーボードに多い形です。
ハイランドは板が太く、安定感があります。
また若干硬めのフレックスなので、多少荒れた斜面でもカービングが楽しいです。
個人的な感想は、ノーズが少し長いので、カービングの後半にノーズに乗ってしまい、減速してしまうことや、ターンの始めに上手く操作しづらいことがありました。
ただし、これは何度か乗ることで慣れると思います。
トルネードは何といってもグラフィックがめちゃくちゃカッコいいです。
デザイナーは北海道の興部というエリアで活動されているdegarashiさんが担当されています。
TRONADO トルネード160
UNITのラインナップで唯一のノーズとテールが同じ形状のツインシェイプです。
トルネード154は極太のフラットロッカーでしたが、
160はダブルロッカーになっています。
おかげで引っ掛かりも少なく、荒れた斜面でもストレスなく滑れます。
またパウダーだけでなく、パークにもガンガン入れます。
【操作性】
【パーク】
【グラフィック】
【カービング】
【パウダー】
いつも使っている板のサイズは151なので、160は取り回しが大変かと思いましたが、すごく操作がしやすかったです。
ソールのグラフィックは個性的です。UNITのブランドロゴもさりげなくプリントされています。
キッカーでさりげなくソールを見せることで「あのブランドはどこのだ?」と注目を浴びること間違いなしです。
キッカーで飛んでみて感じたのが板の「返り」の早さです。板自体はそんなに硬くないので気になりませんが、板自体が、素直に反応してくれるので、オーリーをしていても踏み込んだ反応が素直に返ってきてくれて気持ちがいいです。
どんな滑りにも対応してくれる良い板でクセもないです。
グラフィック担当は北海道のレジェンドデカチョーさんです。
北海道でスノーボードが大好きな人なら知っている人も多いと思います。
デカチョーさんのグラフィックは他のメーカーやギアにも使われています。
STROLLER ストローラー159
とにかく乗りやすい板です。
普通は前足に少しでも乗ると、板が雪面を噛んでしまいコントロールがしづらいのですが、
ストローラーはロッカー形状なので、前足に乗っていても関係ありません。
パウダーランは基本後ろ足に荷重するのですが、とても疲れます。
なので、前足に乗れるということは、それだけ楽になります。
【操作性】
【安定感】
【パーク】
【カービング】
【パウダー】
ソールのデザインはシンプルです。
ロッカー形状でも安定感があるのでカービングがすごく気持ち良いです。
全体的に同系色でまとめられているので、落ち着いたデザインとなっています。
個人的にはタイダイのような模様が◎です。
RABBIT ラビット154
形状はノーズロッカーです。
乗り味はストローラーと似た感覚です。
カービングが楽しいのがストローラーですが、ラビットはテールに大胆なスリット(切れ込み)が入っているのが特徴です。
【操作性】
【安定感】
【地形遊び】
【カービング】
【パウダー】
デザインはニューヨーク在住のOKANO MASATO氏と
新潟県にある地元野菜の直売やタイダイ体験ができるファームであるGOOD GRIND FARMの
代表である前畑氏とのダブルネームとなっています。
スリットが入っているので、テールの粘りが楽しい板です。
高速でカービングをすると流石にテールがバタつきますが、バックカントリーや地形遊びでにはピッタリなフレックスだと思います。
さいごに
今回はUNITの板4本に試乗しました。単純に「パウダーボードだから・・」と一線を引いていましたが、乗ってみると、思いのほかカービングが楽しいこと、パークにも案外いけること、などなど新たな発見がありました。
またコアの素材に桐や檜を使っており、板の軽さやクオリティはさすがの一言でした。
試乗会に参加することで自分の癖や好みがわかるので、もし試乗会があればガンガン試すと良いと思います。
さいごにこの記事を読んでくださった方のお役に少しでも立てれば幸いです。
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